金利の種類
みなさんこんにちはスマカフェの高橋です
今回は住宅ローンの金利推移についてのお話です
(1)過去の金利推移
住宅ローンの金利は、過去20年間を振り返ると、バブル期に銀行の変動金利が8.5%を記録し、その後の低金利時代を含み、1985年からの単純平均で約4%程度に相当します。最近では、2006年3月の日銀による量的緩和政策の解除、同年7月のゼロ金利解除、2007年のサブプライムローン問題や2008年のリーマンショックに端を発した世界金融不況、2010年10月のゼロ金利政策の復活などにより、住宅ローンの金利も影響を受けています。
・変動金利型や、固定金利期間選択型のうち2年固定・3年固定など、短期間で金利が変動していく住宅ローンは、一般的に「短期プライムレート」(優良企業に貸し出す最優遇金利)に代表される短期金利に連動しています。
・10年以上の固定金利タイプなど長期金利が固定される住宅ローンは、「10年物国債利回り」に代表される長期金利に連動する傾向が強いのでですが、最近では、各金融機関の資金調達金利によって格差が生じています。
・フラット35の金利は、住宅金融支援機構が提示する金利(10年物国債金利+スプレッド(国債金利とMBS利率のの差)+機構の事業運営費相当分)に各金融機関が利益を含むコスト分を上乗せして設定される仕組みで、各金融機関ごとに決定されています。
【注意】フラット35や一般的な民間住宅ローンの適用金利の決定は、申し込み時点ではなく、融資実行時点になります。融資実行時期が先の案件などは、引き続き金利動向をウォッチしておくことが大切です。
次回は固定金利型についてのお話です。