新たな不動産業界の形パーパス経営
みなさんこんにちはスマカフェの高橋です
今回は住宅新報の気になる記事からSDGsから見通す
新たな不動産業についてのお話です。
■SDGsと住宅・不動産業界
国連が15年に採択した「持続可能な開発目標」のSDGs。その提唱から、目標として設定された30年までの折り返しのタイミングに差し掛かっている現在、ほぼあらゆる分野・領域でこのSDGsに賛同する動きが加速しています。しかし、私たちみたいな小規模な不動産業界では、自分たちの事業との具体的な関連性が把握しきれていないことなどから、まだ現実的な対応には及び腰なケースが見受けられます。
■パーパス経営
パーパス経営とは、企業の経営理念として自社の存在意義を明確にしてどのように貢献していくのかという「パーパス」を掲げることです。
もともとpurpose(パーパス)とは「目的・意図・意思」などの意味をもち、そこから「存在意義」や「志」などの考え方に広がりました。
似通ったものに「ミッション」「ビジョン」などがあります。
これらは未来に向けた実現すべき姿であるのに対し、パーパスは今自分たちが何のために存在しているのか示すものだという点が異なります。
企業のパーパスがあれば、従業員も同じ方向性に足並みをそろえられます。自分たちが何のために仕事をして何を実現するのかが明確になっているので、それを実現するために何を生み出すべきか定まります。
また従業員全員が同じ方向に向かえば組織の一体感が生まれ、アイデアを出し合ったり他の人の意見を受け入れたりできるようになるというものです。
■余はく
パーパスは社会に対して自社がどのような価値を与えられるかを示す内容でなければいけません。
社会情勢の変動や価値観の変化などにより、企業の生き残りも厳しくなっています。このようなときこそ、持続可能な事業を続けるためのパーパス策定が必要なのではないでしょうか。
人間も同じですが、企業も存在意義があるからこそ自分たちがやるべきことを見出し、社会的な貢献につながります。